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【発明紹介-040】緊急事態を通報する模型航空機

おもしろ発明紹介の40件目。今日、ご紹介するのは緊急事態に遭遇した際にそれを通報する模型航空機に関します。特許番号は特許第6405444号。個人の発明です。

 

それはこれ ↓

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特許が認められた請求項1は以下です(下線は補正があった箇所)↓

【請求項1】
  正八角形の天板、該天板より大面積の正八角形の底板、上辺を前記天板の一辺に連結し下辺を前記底板の一辺に連結した四枚の等脚台形の固定側板、および下辺が前記底板の一辺と着脱可能に連結し上辺が前記天板の一辺と回動可能に連結し前記固定側板の隣に位置する通気窓を備えた四枚の等脚台形の可動側板からなる八角錘台の機体フレームと、
  各可動側板の前記通気窓の下側に配設される四基のモータおよびプロペラと、
  前記機体フレームの前記底板に配され機体下方の撮影が可能なカメラと、
  前記底板に配され警報音の鳴動が可能なスピーカーと、
  前記底板に配され機体の挙動を検出するためのモーションセンサと、
  前記底板に配され公衆無線回線に常時接続された所有者の携帯端末とを近距離データ通信が可能な無線LANモジュールと、
  前記底板に配され作動用電力を蓄えたバッテリと、
  マイクロコンピュータを備え前記底板に配される制御装置とを備えた模型航空機であって、
  緊急事態の発生時に、前記制御装置の前記マイクロコンピュータは、予め設定した飛行経路で機体が飛行する様に、前記モーションセンサが出力するセンサ信号に基づいて各モータへの通電量を制御し、
  前記スピーカーから前記警報音を鳴動させ、
  前記カメラが撮影した映像を前記無線LANモジュールを介して前記携帯端末へ無線伝
送することを特徴とする緊急事態通報用の模型航空機。

 

この発明は、緊急事態が発生したときに使用するドローンのような模型航空機です。所有者がスイッチを押すと、機体がホバリングし、警報音を鳴動するとともに、模型航空機に設置されたカメラで撮影された映像データを所有者の携帯端末に送信するというものです。

 

これにより、緊急事態を引き起こしている原因が不審者である場合には、スピーカーが鳴動する警報音により、不審者が警報音が聞こえる方向(=カメラ方向)を見るので不審者の顔をカメラで撮影できます。また、警報音により、模型飛行機の近くにいる人に、緊急事態の発生を知らせることができます。さらに、映像を携帯端末から防犯センター等に転送するように設定しておけば、緊急事態が発生したこと、および緊急事態の状況を通知することができます。

 

ちなみに上図に示したのは、バックを持った女性が不審者に刃物で脅されているという状況のようです。そして模型航空機はアタッシュケース内に入れて持ち歩くようです ↓

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また、下図は、車上狙いが車内の金品を盗もうとしている緊急事態における実際の使用シーンを表しています。

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この模型航空機を全国民が持ち歩くようになるというのは想定できませんが、この発明の模型航空機に自動偵察機能やAIを用いた不審者判別機能などを組み合わせれば、自動防犯システムが完成しますね。

 

既にそうした技術は存在しているかも知れませんが、先日起こった京都アニメーションの凄惨な放火事件を思えば、こうした技術の普及が不可欠と思うばかりです。

 

ではこの辺で。

 

※これまで紹介した「おもしろ発明」はこちら ↓
https://www.omoro-invention.com/archive/category/私たち親子の特許出願