おもしろ発明ウェブログ

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【発明紹介-038】サイコロしょうぎ

今日は2019年6月20日に公開されたばかりの個人の発明を紹介します(特開2019-93086)。

 

発明の名称が「サイコロしょうぎ」というもの ↓

 

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この発明は、お子様が発明者でそのお父様が出願人になって特許出願されたケースだと思われます(∵発明者と出願人が同姓です。)。 

 

発明がシンプルなため、特許出願の明細書の記載も比較的あっさり目ですが、要約と特許請求の範囲を読みますと、その内容を把握できます ↓

 

(57)【要約】
【課題】従来の将棋の駒は、小さい子の小さな手では持ちにくく、滑りやすかった。さらに漢字表記のために難しく、動かし方や、どの駒が強いか、持ち駒はどれかがわかりにくかった。
【解決手段】将棋の駒を、小さい子の小さな手で持ちやすい大きさのサイコロ状にした。サイコロ状にすることで、6通りの使い方ができる。漢字はひらがな表記にし、動かし方を明記した。また、どの駒が強いかを表す得点化、持ち駒の色分けをすることで、最初の位置を分かりやすく区別し、相手の駒と混ざりにくくした。

 

【特許請求の範囲】
【請求項1】
  将棋の駒をサイコロ状にしたことを特徴とするサイコロしょうぎ。
【請求項2】
  将棋の駒をサイコロ状にしたことで、6通りの使い方ができる。駒の名前はひらがな表記にし、駒の動かし方は手前の図を見ればわかるようになっている。またどの駒が強いかは、相手の駒の正面に得点化しているのでわかりやすい。また、持ち駒を色分けしているため、最初の位置を分かりやすく区別し、相手の駒と混ざりにくい。

 

この発明、小さな子でも簡単に将棋を行えるように将棋の駒にたくさんの工夫が施されています。

 

まず、形状をサイコロ状にすることで持ちやすくしています(上図の1)。

 

そして、駒の展開図がありますが、それぞれの面に意味があり、各面の意味は以下となります。

 

2:駒の名称(ひらがな)
3:得点(駒の強さを数値化)
4:色分け(相手の駒と自分の駒を区別)
5:色分け(相手の駒と自分の駒を区別)
6:動かし方
7:駒が「なる」場合の名称(ひらがな)

 

これならば将棋のルールが分からない小さな子でも、すぐ実戦できますね。非常にいいアイデアで、私は大変気に入りました。

 

この発明が特許になることを願いますが、もしかすると審査では特許法上の「発明性」の面で拒絶されるかも知れません。

 

その場合、特許以外の保護方法として実用新案や意匠もありますので、出願変更を検討されてみても良いかと思います。

 

参考までに、各法域毎の保護対象を示しておきますね ↓

 

特許法:
自然法則を用いた技術的思想の創作のうち高度のもの

 

実用新案法:
物品の形状、構造又は組合せに係る考案

 

意匠法:
物品の形状、模様、もしくは色彩、またはこれらの結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるもの

 

では、この辺で。

 

※これまで記事にした「おもしろ発明」はこちら ↓
https://www.omoro-invention.com/archive/category/おもしろ発明