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【発明紹介-020】院内手洗い管理システム

今日はこのブログをはじめて20件目の発明紹介になります。記事数もちょうど40に到達したところですが、特に何かを変える訳でもなく、いつもどおりのスタイルでやっていきます。

 

目次:

 

発明紹介

さて、今回紹介する発明は、医療従事者が病院内の感染予防のために行う手洗いを管理するためのシステムです。これも所謂ビジネスモデル特許の範疇となります。

 

特許番号は第6259940号です。請求項1(権利化された範囲の一つ。下線は審査過程で補正があった箇所。)は以下であり、少々長いです ↓

【請求項1】
  内部に消毒用アルコールを収容する容器部と、
前記容器部の上部に取り付けられ、吐出ノズルを有し、押圧することによりポンプ機構により前記吐出ノズルから消毒用アルコールを吐出させるノズルヘッドとを備えた消毒用アルコールボトルに、押圧力を検知する感圧センサと、少なくとも前記感圧センサが検知した押圧値を自身の通信機IDとともに送信する無線送信機能若しくは無線送受信機能を有する通信機と、前記通信機に電力を供給するための小型電源とが筐体内に設けられた手洗い管理のための装置を着脱可能に装着された手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルを院内の所定の場所に配置し、
 
前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルの前記通信機と通信可能な範囲に送受信機能を有する中継機を設置し、
 
前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルの使用者に個人IDを一定の時間間隔で送信する個人ID送信機を携帯させ、
 
前記通信機により前記個人ID送信機から個人IDを受信し、
 
前記中継機は、前記通信機から個人IDと通信機IDと押圧値を受信して、これらの情報を中継機固有の中継機IDとともに院内サーバーに送信し、
  前記
院内サーバーは、前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルによる手洗い情報を集計するプログラムを備え、前記中継機から受信した個人ID及び押圧値と、前記院内サーバーが有する個人情報及び予め定めておいた押圧設定値とをそれぞれ比較し、個人別に前記ノズルヘッドがプッシュされていない、プッシュされたが不十分、又は十分にプッシュされたことを判断し、また中継機IDと前記院内サーバーが内部に持っている中継機の位置情報とを比較し、場所を特定し、それらの結果を記録装置に記録させることを特徴とする院内手洗い管理システム。

 

でも、図面を見れば、なんとなく何を実現しようとしている発明なのかは分かると思います ↓

f:id:omoro-invention:20190119161025g:plain

 

簡単に言うと、病院内で発生する院内感染では患者と多く接する医療従事者が感染経路になることが多いようです。そして、それを防ぐためには、医療従事者が患者へ触れる前後や病室への入退出時などのタイミングで手指の消毒を行うことが大事です。

 

しかし、その手指消毒は医療従事者の各個人の意識にまかされているため、感染に対する意識が低ければ、うっかり忘れ等が生じやすいという問題があります。それを解決するために開発されたのがこのシステム。このシステムにより、「だれが」「どこで」「いつ」手指消毒を実施したかの情報を自動的に収集でき、より効果的に院内感染の予防、防止に資することができるそうです。。

 

おわりに

すばらしいシステムだと思います。

 

一方、見方を変えると医療従事者の行動を監視するシステムです。監視対象を変えればいろいろなビジネスモデル特許が作れそうですね。

 

すでに存在しているかも知れませんが、例えば、「子供が自分の部屋でちゃんと勉強していることを監視するシステム」「奥さんが旦那の不在中にセレブランチに出かけすぎていないかを監視するシステム」「旦那が仕事からまっすぐ家に帰ってきているかを監視するシステム」などです。

 

プライバシーの問題はさておき、いろんなビジネスモデルが想像できますので、その数だけビジネスモデル特許も出せるのではないかと思ってしまいます。

(実際の特許権化はそんなに簡単ではないかも知れませんが)

 

ではこの辺で。